10年前の6月8日、とある男が彼女とディズニーシーへ行きました。
その日は彼女の誕生日前日というだけでなく、その男にとっても重要な日なのでした。
なぜなら、稼ぎが少なかった男はその日のために大切にしていた愛車を売り、そのお金を元手に行ったことがないような宝石店で購入した婚約指輪をカバンに忍ばせていたのです。
男はその日、意を決してディズニーシーへ。
しかし、パークへ入る前で男は顔が青ざめました。
そう、荷物検査があるじゃないですか!
彼女に渡すまでは見られてはいけない指輪。
こんな所で見られてしまったら全ての計画が台無しに・・・。
男は焦りながらも、彼女に見られないようにセキュリティの男性へカバンの中身をチラッと見せます。
何とかセーフ!
「荷物検査がゆるくて良かったぁ〜!」と一安心。
しかし、その後も男が思い描いていたようなロマンチックなシチュエーションはなかなか作れず、結局花火も終わり、閉園時間が近づいてきたこともあって、段々と男はイライラし始めてしまいました。
それは当然彼女にも伝わり、無理やり作った「夜のアクアトピア前」という何となくロマンチックな感じがするシチュエーションでプロポーズしたため、彼女は嬉し泣きというよりはどちらかと言うと悲しい涙だったようです。
ちょっと怖いくらいだったので、男のプロポーズの言葉もあまり覚えていないとか・・・。
明日はその日からちょうど10年。
男は妻となった彼女に償いのおもてなしをするとかしないとか・・・。